こんにちは。
旅の必需品のひとつスーツケースですが、長く使っているとキャスター(タイヤ)のゴムが取れてしまったなんて事はありませんか?
保証期間内であれば無料で直せるのですが、対象外となるとタイヤ一つに付き3〜5千円程の修理代が必要ですし、大型サイズのケースだと修理に持ってゆくのがも一苦労・・・。
そこで今回は特別な知識が無い私でも出来る
- スーツケースのキャスターを自分で修理する手順が知りたい
- 自分で修理するために必要なアイテムってなに?
といった「スーツケースのキャスターを自分で修理する方法」をご紹介します!
スーツケースを自分で修理するための手順とは?
今回修理したスーツケースのキャスターはこちら↓
ご覧の通りキャスターのうちの一つがゴムが取れてしまい、ホイルだけの状態。
自分で修理する方法を色々と検索していると、「車軸を鉄ノコで切って新品に交換する」という方法が出てきたので、今回はこの方法で修理してみます。
必要な材料のまとめ
①交換用のタイヤ
ハンマーキャスター社のゴム製タイヤ(1個90円程度)
今回は東急ハンズで購入。サイズがいくつかあるので、事前に他のタイヤで測っておく必要があります。
実は部品の中でこれが一番手に入れにくかった物です。地元のホームセンターではなかなか売っていません。通販でも購入できますが単価が安いので、送料がかかってしまうし・・・。
②鉄用ノコギリ
バーコ社のサンドフレックス(1本400円程度)
鉄用のノコギリであればなんでも大丈夫なので、近くのホームセンターで手に入るはずです。柄のついた物もありますが少し値段が張るので、替刃で問題ありません。ちなみに間違っても木工用のノコギリは使わないでください。(ノコギリが壊れます)
③ボルト
六角穴付きのM6ザイズのボルト(2本80円程度)
ホームセンターに行けば簡単に見つかります。全体にネジがあるのもより、半ねじと呼ばれるタイプのほうが車輪がスムーズ回ります。こちらもサイズが色々ありますが、M6で買っておけばまず問題ありません。少し高いですが錆びにくいステンレス製がおすすめです。
④ナット・ワッシャー
ステンレス製M6サイズ(数個入って各80円程度)
ボルトサイズに合わせた物を選びます。こちらもできればステンレス製の物で。ホームセンターでは1個単位では売っていないので、余ってしまうのでが難点です・・
⑤六角レンチ
お家にない場合は合わせて準備します(100円程度)。ボルトのサイズに合わせましょう。
材料の費用は?
ということで、タイヤ交換1個に対しての必要経費は750円程度です。
修理に出すことを考えれば格安にできますね(^^)
実際のタイヤ交換の手順
それでは実際に交換してゆきましょう。
①キャスターに付いている車軸を鉄ノコで切断
自作修理の最初にして最大の難関。これが出来ればほぼ終了といっても過言ではありません。
ホイールとカバーの隙間に鉄ノコを入れて、ひたすら車軸をノコギリで引きます。この時の注意点として、替刃の鉄ノコの場合は持手が無いので厚手の布で巻いて使うこと(引いてるうちに手が切れてしまいます)、それと削りカスが落ちるので、下に新聞を敷いて置くことです。
やってみるとわかるのですが、これが中々切れなくで相当な力と時間がかかり、ゴリゴリと鉄を削る感覚が続きます。自分の時は切断まで10分ほど掛かったので、女性だと少し大変な作業かもしれません。
②タイヤ交換
切断した車軸を取り除き、空いた穴にボルトを通して新しいタイヤをハメます。
キャスターの幅とタイヤの幅に差が大きい場合には、グラつかない様にワッシャで調整します。自分の場合は逆にタイヤ幅がぴったり過ぎて回りにくかったので、タイヤを少し削りました。
また、固定するナットは緩みや外れを防ぐため2個付けました。
③完成!
ボルトが長すぎる場合に出っ張ってしまうのが少し気になりますが、使用上は問題ありませんでした。どうしても気になる場合は、鉄ノコで余った部分を削るしか・・・。
まとめ
スーツケースのタイヤを替える方法はいかがでしたでしょうか?
ちょっと見た目が悪い点と、ナットを2個つけると持ち上げた時に、キャスターがくるくる回りやすいといった難点も少しありますが、使用上は全く問題が無く費用感を考えれば満足しています。
少し手間はかかりますが、ご覧の皆様も是非チャレンジしてみてください。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。