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FDAフジドリームエアラインズはLCCじゃない!荷物の制限は?

皆さんはフジドリームエアラインズ(以下FDA)という航空会社をご存知ですか?

名古屋空港(中部国際空港じゃない方)を起点に主に日本国内の地方都市を飛んでいて、所有する飛行機の機体カラーがすべて異なるカラーが特徴の航空会社です。

全国的にはまだまだ認知度が低い航空会社ですが、実はLCCではなく日本航空や全日空と同じれっきとしたフルサービスキャリア(以下FSC)なんです

そんなFDAを詳しくご紹介してみます。

(2020年2月:荷物制限についても追記しました)

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FDAって一体どんな航空会社なの?

FDAの親会社は静岡にある物流企業「鈴与」で、2009年に2機の航空機を所有してスタートしました。

当時は北海道国際航空(エア・ドゥ)やスカイマークといった、1990年代の航空自由化の際参入した新興航空会社が徐々に衰退し、大手航空会社(JAL・ANA)の傘下にはいってゆく風潮でした。

そんな折、その資本に属さない独自路線を打ち出すことで、差別化を図ってきました。

FDAにある3つのポリシーがそのスタイルを物語っています。

  1. 大手航空会社とは競合せず、共存共演を目指す
  2. 地域密着で愛される会社
  3. 余裕ある運航スケジュール・機材繰りで信頼性UP

大手航空会社とは競合せず、共存共演をめざす

それまでのLCCは、基幹路線(東京⇔札幌)などで大手航空会社に対して、料金割引で対抗する事で顧客を集めていました。

大きな機材でより多くの輸送力を持つ事で、単価を下げる戦略ですが、やはり体力のあるFSCからの圧力で徐々に消耗せさるを得ませんでした。

そんな中FDAは大手とは被らない路線を組むことで小さな機材でも十分な収益を確保出来る方法を取り逆に共同運航便と言う形で共存を図っています。

>>FDAでJALマイルは貯まる?

地域密着で愛される会社

FDAは元々静岡空港をベースとして、県民の便利を求めてスタートした航空会社です。

JALの撤退で一時存続が危ぶまれた松本空港において、就航に名乗りをあげた姿勢なども
ローカルと共に過ごす会社の姿勢が表れています。

最近では就航先の名産を取り入れた機内サービスを行うなど、地元愛を意識した取り組みが行われています。

朝の名古屋便はコモのパンが提供

余裕ある運行スケジュール・機材繰りで信頼性UP

日本では現在FDAのみの所有となるエンブラエル170と175を16機所有。

ブラジル製の機体ですべてのカラーリングが異なる「マルチカラーコンセプト」を採用。今日はどの色の飛行機にのれるかな?と言った楽しみがあるのも特徴です。

県営名古屋空港をベースとして、基本的には各地の往復を順番に繰り返して運行。

さらには1機は予備機として開けている為、天候による遅延や急な機材トラブルがあった際にも比較的安定した運航が行われています。

他のFCSやLCCの泣き所でもある、ある路線に欠航が発生した場合にその機材に関連する以降の路線に影響が出てしまう状況に比べると、強みと言えるのではないでしょうか。

まとめ

地域密着の航空会社といえばLCCばかりに注目が行きがちですが、FDAのようにしっかりとしたサービス、利用しやすい料金で大手に対抗している航空会社がますます増えてゆく事で、空の旅が身近になってゆくとありがたいものですね。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます!(^o^)丿

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