こんにちは、こうじです。
家族旅行を考える際、気になるのが子供料金。
鉄道やホテルごとに規定が違うので、一体いくらなのかよく解らない、なんて事はありませんか?
パッケージツアーであれば、ある程度明確な規定で統一されていますが、最近主流のインターネットでの個人旅行の場合、予約ごとに理解しておく必要があります。
今回はレガシーキャリアの海外航空券に絞って、詳しくご紹介してゆきます。
何歳までが無料なの?実は・・・
実は国際線には子供の無料運賃がありません。
子供の年齢によっては無料の場合がある国内線やJRとはココが大きく異なります。
年齢による料金区分は以下の通りとなります。
・小児(チャイルド) :2歳以上12際未満
・大人(アダルト) :12歳以上
ちなみに国際線の場合、生年月日が年齢の規準となるため、JRの様に12歳でも小学生だからといった就学は関係ありません。
それでは、小児と幼児それぞれの料金を詳しく見てみましょう。
幼児運賃(インファント)の金額・ポイントは?
幼児運賃=大人運賃の10%
2歳未満の幼児運賃は、「座席を使用しない」が前提。
つまり大人(一般的には16歳以上)と一緒に乗って、膝の上に乗せる事が条件となります。
なので、もし座席をひとつ使いたい場合は、小児料金となるので注意です。
その他、幼児運賃の細かい条件もしっかり確認しておきましょう。
・大人1名が同伴出来る幼児は2名まで。
・大人1名で2名同伴の場合、ふたり目は小児運賃が適用される。
・妊娠中で出産予定日から28日以内の場合、同伴出来る幼児は1名までとなり、
また小児運賃が適用される
・生後7日目までの新生児は搭乗出来ない。
・フライトによっては、搭乗出来る幼児の数に制限がある。
ポイントは「大人1人で2名の幼児を連れてきた場合、膝上に一人しか乗れないのでもう一人は小児料金を払って1席買って下さい」という事です。
また、幼児運賃ならではのメリットも幾つかあります。
例えば、チャイルドミールや紙おむつの準備、子供用ベット=ベビーバシネットが使えると言うことです。特にベビーバシネットについては、同伴する大人の席も決まってくるメリット(デメリット?)があり、小さな子供連れの旅行では気になるポイントですね。
小児運賃(チャイルド)の金額・ポイントは?
小児運賃=大人運賃の75%
一方小児運賃の場合、大人と同じく必ず席をひとつ使う事になります。
したがって大人1名の同伴に対しての小児の人数制限はありませんが、5歳未満の子供の一人旅は予約を受け付けてもらえません。
5歳以上12歳未満の子供であれば、所定の誓約書を書けば一人で乗ることが可能です。
全日空の様に「ジュニアパイロット」と題して、機内や到着時のサポートをサービスとして行っている航空会社もあります。ただ、子供一人で利用する場合には、小児運賃が適用されず、大人運賃となるので注意が必要です。
子供料金の計算基準は?
子供が飛行機を利用する際、一番気になるのがその料金の計算方法かもしれません。
国際線の場合、利用する路線や日付によって様々な運賃設定があり、結局どれが基準になるのがイマイチ理解しにくいのが現状ですね。
子供料金の基準となる運賃は、幼児と小児で異なります。
ココでは日本航空のチケットを例に見てたいと思います。
幼児運賃の基準チケットは?
その運賃が適用出来る大人運賃の予約クラスがスタンダード(Standard)以上となります。
ちなみにこの運賃、いわゆる格安チケットとは異なり、普通運賃に近い高めの金額設定となっていて、ちなみに、日本からハワイの往復で大人1人、11万〜15万円程度となかなか高額です。
仮に大人1名100,000円の場合、その10%の10,000円が幼児運賃となります。
小児運賃の基準チケットは?
小児運賃の場合、幼児と違って予約クラスの制限が無く、セイバー(Saver)と呼ばれる安い割引チケットなどほぼすべての運賃が対象になります。
仮に大人1名100,000円の場合、その75%の75,000円が小児運賃です。
こう見ると、半額や無料になる鉄道やホテルの子供料金と比べ、国際線の小児料金は結構高いんだな、と実感できるのではないでしょうか?
まとめ
実際に利用してみないとなかなか理解しにくい国際航空券の子供料金。
その計算方法も少し複雑ではありますが、子供料金で予約をした場合に、航空会社もしっかりと子供向けのケアをしてくれます。
その面でも、初めての子連れ海外旅行の場合、日系の航空会社の方が安心して出発出来るのではないでしょうか?
今回も最後までお読み頂きありがとうございます(^o^)丿