【観光バス】貸切バスの料金は?計算方法とその目安

こんにちは、こうじです。

ここ10年ほど、観光バスによる痛ましい事故が続いてきました。

原因のひとつとして挙げられているものが、乗務員不足による過剰な勤務体系です。

観光バス代の過剰な値下げ競争から来る、無理な勤務や経験の浅い人材の雇用など
乗務員へのしわよせがから発生してしまった事故と言えます。

事故を機に観光バス代の適正価格を見直す機運が強くなってきています。

バス代はどのような基準で決まるのか見てみましょう。

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ひと昔前は1日でいくら

過去のバス代はおおよそのピーク期や閑散期はあるものの、

1日で○○円といった感じでした。

つまり距離や時間はあまり関係なくざっくりした料金の出し方です。

また、金額の設定はバス会社の裁量で行われるので、極端に安い料金や1社独占地域では
高額に設定される場合が多く見受けられました。

規制緩和による競争の激化

そんな中、政府は2000年に観光バス事業の規制緩和を行います。

それにより中小企業の事業参入が増え、価格競争の激化、乗務員の不足などが慢性化して、
結果、運転手の労働条件が悪化、大きな事故が多発してしまいます。

特に2012年の関越道のツアーバス事故を重く見た政府は、その年の6月に
「貸切バス新運賃制度」を制定します。

安全と労働環境改善の為の制度

この新制度のポイントは2つあります。

①過当競争に歯止めをかけ、一程度の収益をバス会社にもたらす為

これまでのバス料金はバス会社によって決められていて、価格競争からどんどん値崩れが
起き、バス会社の経営を圧迫してきましたが、新制度では明確な料金基準により決められ
勝手に安売りが出来なくなりました。

これで大手・中小の会社を問わず一定の運賃となり、バス会社にとって価格の安定=収益確保がし易くなりました。

②乗務員の労働環境改善の為

運転手の労働条件悪化の原因の一つに、長時間労働があります。

制度前は1日当たりの運転時間、勤務間の空ける時間に明確な決まりがありませんでしたが、安全に配慮した無理の無い勤務が義務づけられました。

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新運賃制度の計算方法は?

金額の設定には、距離と時間の2つに基づき明確な料金表が作成されました。

この2つを足した金額で、1日あたりのバス料金が計算されます。

①時間制運賃

出庫から入庫までの時間に、出発前後の点呼典型の2時間を足した時間を

法律で決められた1時間当たりの時間制を掛けて計算。

例えば、朝8:00に車庫を出発、夜19:00に車庫に帰着した場合・・

 実際の走行11時間+点呼点検2時間=13時間が基準時間となります。

また、時間制運賃には5時間以上が最低保証として決められています。

②キロ制運賃

出庫から帰着までの実際の走行距離。

例えば、名古屋から京都の往復日帰りの場合・・

 片道約150キロx2=300キロ+(車庫と出発地の往復キロ)となります。

※時間制もキロ制も出発地ではなく、車庫からと言う点がポイントです。

それぞれに1日当たりの上限があり、時間は13時間、距離が5時間となります。

乗務員に無理が生じない為しっかりと決まりを作りました。

具体的な運賃・料金は下記の通りです。

時間・距離とも上限・下限が設けられているのが最大の特徴です。

バス会社および委託販売する旅行会社が、限度を下回ったり超えたりした金額で販売した場合には罰則が設けられており、過当競争から守られているのです。

まとめ

貸切バス料金はこれと言った料金表や相場が無く、イマイチ分かり難い存在ですが、

あまりに安い料金を追い求めると、安全面に大きな問題がある事がわかっています。

適正な価格をしっかりと理解して、安全安心な旅をしたいですね。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます!(^o^)丿

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