こんにちは、こうじです。
国際線における団体料金について紹介します。
団体の国際線となるとあまり馴染みがないですが、国内線とは少し条件等が異なります。
団体料金の適用条件
国際線の場合、団体料金には下記条件が必須です。
①10名以上が同一のフライトを利用する場合
②往復とも必ず同一航空会社で、発着が同一空港になる場合
料金を払っても、片道だけの利用は出来ない!
ポイントは往復利用が必須となっている事です。
往復セットが原則の団体料金では
行きと帰りの航空会社を別々に予約する事が出来ません。
また、往復分払ったとして、それでも団体料金の方が安い場合でも
片道分放棄して利用する事が出来ないのです。
海外のフライトは、国内線と比較して便数が少なく
希望の便が往復で異なる航空会社になってしまう場合も多いのですが、
これは団体料金の適用外となります。
発着空港が同じという縛りも重要です。
例えば成田から出発して、帰りは関西空港へ戻る際も団体料金の適用外となってしまいます。
予約方法や料金はどうなっている
いつどこで予約する
団体料金の予約については、主に旅行代理店で行えます。
予約の開始時期に明確な決まりはありませんが、目安としては半年前ぐらいが一般的です。
※1年以上前でも予約の依頼は出来ますが、正式な回答は半年前になります。
金額の目安は?
金額は国内線の団体料金と同様に、時期によって変動します。
冬場のヨーロッパや雨季のアジアなど、観光客が比較的少ない時期はお値打ちになり、
週末が絡む日程よりも平日のフライトの方がお値打ちといった具合です。
一般的にお客様が多い時期(年末年始、連休など)は、団体運賃の設定自体がない事も
あります。
航空会社にとっては、ほっといても満席になる日に、
わざわざ団体客を取り込む必要が無いからです。
メリット・デメリットについて
メリット
金額以外の利点としては下記が上げられます。
・具体的な名前無しで予約可能
実は団体で予約をする最大のメリットがこれかもしれません。
飛行機を予約する場合、搭乗者のパスポート記載のフルネームが必要になりますが、
団体予約の場合のみ、団体名のみでザクッと席の確保が可能です。
これにより参加者が未確定な社員旅行や、人を募集する形の旅行にはうってつけの
予約方法と言えます。
・出発の3週間前までキャンセル料がかからない
半年前の予約から出発の3週間前まで、人数減少によるキャンセル料が発生しません。
※一部の航空会社では、大幅な減員や期日に制限をかけている場合もあります。
また、予約時にデポジットという保証金を求める場合もあります。
3週間前には、実際の航空会社に名前を報告するのですが、それまでは搭乗者の名前が
入れ替わっても問題ないと言う事にもなります。
デメリット
逆に注意すべき点は以下になります。
・旅行代理店によって金額差がある
もともと旅行会社が航空会社から仕入れて販売するチケットである為、仕入力の差や
中間マージンとしてどれだけ乗せて売るかで販売金額が変わってきます。
・当日の予約変更が出来ない
3週間前までは空いていれば変更可能ですが、それ以降の変更はすべて払い戻しをしての
取り直しとなります。当日飛行機に間に合わないから、次の便に変更といった事も同様です。
・座席の指定が出来ない
団体の場合予約時に座席指定が出来ず、当日チェックイン時に初めてわかります。
そして基本的にはひと固まりにまとめて集められてしまいます。
・個人の正規割引運賃の方が安い場合がある。
航空会社が発売する個人用の正規割引運賃もお値打ちなチケットのひとつです。
個人運賃といれども、団体料金よりも安くなっている事もあり、金額面のみで考えた時に
比較が必要と言えます。
※とは言え前述した団体料金のメリットは料金以外に十分あると思います。
まとめ
実際の搭乗まで日程があり、参加者が未確定な場合に団体料金は最大の威力を発揮します。
行程や利用便の不自由さはありますが、
金額面のみで比較するのではない利用法とも言えます。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます!(^o^)丿