社員旅行や視察などある程度まとまった人数で移動する際、団体割引があることは何となく
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
ただ、実際にどいういった場合に適用されるか?
メリット・デメリットは何か?
などイマイチ分かり難い点も多いものです。
今回は国内線の飛行機に絞って、団体割引について人数や条件をご紹介します。
団体運賃の適用条件は何人以上?
国内線の場合、団体割引は下記の条件を満たす場合に適用されます。
【各航空会社が決める一定数以上の人間が、同一の便を利用する場合】
つまり、適用人数が航空会社によってまちまちなのですね。
・全日空・日本航空は8名以上
・フジドリームエアラインズ、ジェットスターは10名以上
・スカイマークは5名以上
あくまで同じ便に乗ることが前提なので、同じグループで搭乗区間が同じだったとしても
時間差を付け2班に分かれる場合、搭乗する便ごとに上記条件をクリアする必要があります。
料金はどれくらい安くなる?
料金は当然個人の普通運賃よりは安くなる場合が多いのですが、時期や便の時間帯などによって金額が変わってくるきます。
なので、観光地での入場代やJRの様に公式に決まった料金表があるわけでは無く
ある程度その都度々で運賃に振れ幅が大きい事が特徴と言えます。
また、旅行会社等の販売先によって、航空会社からの仕入力・交渉力が変わってくる為、
金額差が発生する事もあります。
一般的には下記が目安といえます。
・下り便は午前発、上り便は夕方発が高くなる
(例)羽田→沖縄で見た場合、観光客が時間を目一杯使える朝発・夕方帰着の方が
人気はあるので逆と比べて割引率が低い
・搭乗する時期がオンシーズンの場合は高くなる
(例)北海道のシーズンである夏は、冬場と比較して倍以上の料金になる事がある
・ゴールデンウイーク・年末年始等は割引がほぼ無く、普通運賃と変わらない。
(例)ほっといても人が乗る時期は、航空会社もわざわざ安い運賃を設定しない
逆に考えれば、割引率が大きくなるパターンのフライトを狙って、計画を組むことで
団体割引の力を最大限に発揮できると言えます。
団体料金と個人の違いは?
今度は団体料金のメリット・デメリットを見てみましょう。
団体料金のメリットとは
国内線の飛行機を予約する際には、実際に乗る人の「名前・年齢・性別」が必要ですが
団体の場合はグループ名のみで便の席を押さえる事が出来ます。
※実際に乗る人の名前は搭乗日当日にカウンターで出せばOK
つまり、実際に旅行するメンバーが決まっていなくても、ある程度ざっくりとした人数で飛行機の予約が出来る事が最大のメリットと言え、直前で人が入れ替わっても問題無いのも有難いですね。
また、予約は搭乗の半年以上前(修学旅行等はもっと前)から可能なので、通常2ヶ月前からの予約となる個人運賃と比較して、早めに旅行スケジュールを固めれる点もメリット。
また、キャンセル代も予約後2ヶ月前までは無料なので安心です。
団体料金のデメリットは?
個人運賃でも、最近は先特・特割など団体運賃よりもお値打ちになるチケットがあり
特にLCCなどは、とてつもないバーゲンチケットが発売される場合もあり、結果的に
少し損をした気分なってしまう恐れがあります。
また、事前に座席の指定が出来ず、一般的には最後方に席を固められてしまう点も
マイナスでしょう。
たまに前はガラガラなのに、後ろは満席となっている飛行機に乗る事がありますが
これがそのパターンです。
まとめ
比較してみると、個人的にはメリットの多いチケットでは無いかと思います。
日程が早く決まって、直前まで変更が多そうな場合には
是非団体運賃を活用して行きたいですね。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます(^o^)丿