ホテル予約

ホテルのベストレート保証ってどういう意味?適用条件や使い方を解説

ホテル選びをしているとよく目にする「ベストレート保証」って言葉。

ホテルのジョームページでなんとなく目にしますが、実際どんな意味なのかイマイチよくわかりませんよね。

あなたもスルーして、そのまま普通に予約していませんか?

今回はそんな「ベストレート保証」について、現役で旅行会社に勤めるわたしが、詳しくご紹介してみます。

この時期でわかること↓

  • ベストレート保証の意味と具体的な利用方法がわかる
  • 利用する上での気をつけるべき注意点がわかる

スポンサードリンク



ベストレート保証ってどういう制度?

ざっくり説明すると

「ホテル公式サイトにある宿泊代より、もっと安い料金が他のサイトにあった場合、言ってくれた人にはその金額より安くします」

ってシステムです。

“ねこ教授”
“ねこ教授”
別名を最低保証価格とも言います

これは、家電量販店などでよくある「他店の安いチラシを見せてくれたら、それ以下に値引きしまっせ(^^)」ってのと同じですね。

その仕組みについて掘り下げてみます。

ホテルは旅行会社を通じて部屋を販売する際に、スケールメリットやビジネス上のお付き合いといった圧力交渉から、定価より安い金額で卸す場合があります。そのため、旅行会社の商品の中には、本家のHPよりもお値打ちな宿泊プランが現れてきます。

また、そんな中でもホテルは「楽天」や「じゃらん」といった予約サイトから予約した場合、宿泊代の5〜10%程度を手数料として旅行会社に支払います。

それなら「宿泊代を3%下げででも、自前で売った方が収益が上がる」という発想から生まれたのが、ベストレート保証というシステムです。

“ひよこちゃん”
“ひよこちゃん”
最初から安い価格設定で、自社ホームページだけで売ればいいじゃん!

でも、旅行会社の販売力や集客力は捨てがたく、ホテルにとってはどちらも活かせる様に生まれた策と言えます。

具体的にはどう使うの?

ただ、比較して安ければなんでもOKって訳では無く、ベストレート保証が適用されるには、一定の条件を満たす必要があります。

主なものとしてはこの3つ

  1. 同一の宿泊プラン・内容であり、その上でホテルHPよりも安い場合
  2. 一般的に表に出ている料金や支払い方法である場合
  3. 予約から一定期間の間に申請している場合

さらっと書きましたが、条件を満たすには結構ハードルが高いんです・・・

それぞれ少し詳しく見てみましょう

同一の宿泊プラン・内容であり、その上でホテルHPよりも安い場合

まずは例として「コンフォートホテル」さんのベストレート保証の条件をみてみます。

  • 同一ホテル
  • 同一宿泊日(到着日・出発日)
  • 同一利用人数
  • 同等のお部屋タイプ
  • 同一チェックイン・チェックアウト時間
  • 同一精算方法同一のプラン内容、サービスや特典内容(アメニティ含む)

(引用元)コンフォートホテルのホームページより

「同一ホテルや宿泊日、部屋タイプなどの条件」は当然ですが、「同一の精算方法やプラン内容、サービスや特典内容」って項目がクセです。

ホテルのプランって沢山ありますよね。

例えば「予約したらキャンセル代がすぐに100%発生するけどすごくお値打ちなプラン」であったり、「女性同士で泊まれば特別に割引があるプラン」だったりと、値段が安い理由に一定の条件がある場合がほとんどのはず。

この精算方法やサービスの条件が全く同じでなければ、ベストレート保証は使えません。一口に安ければ申請出来るといったものではなく、安い理由はなんらかの条件付のもがほとんどなので、適用することがなかなか難しい制度なんです。

スポンサードリンク



一般的に表に出ている料金や支払い方法である場合

こちらも「コンフォートホテル」さんのHPを例にとってご説明してみます。

  • 一般のお客様を対象としていない料金(例:特定の会員や、法人契約料金、団体向け料金、特定の施設との提携を対象とした専用料金など)
  • 宿泊以外の施設利用や交通機関、食事などを伴うパッケージ料金
  • 電話のみで予約を受け付けおり、Webサイト上で予約の出来ない料金
  • ホテル側が直接取引していない料金(例:旅行業者による販売(手配旅行等)やネットオークションにおける販売など)

(引用元)コンフォートホテルのホームページより

誰でも利用する事が出来るプランであり、申込に条件が付いていない事がベストレート保証が適用される条件になります。

“ひよこちゃん”
“ひよこちゃん”
申込や支払い方法に、限定条件の発生するプランってどんなもの?

例えば、「企業や団体などがそこに所属する人向け限定に特別料金で販売してるプラン」や、「旅行会社がパンフレットで発売してるプラン」、「為替相場で金額が左右されるプラン」などがこれに当たります。

予約から一定期間の間に申請している場合

予約後により安いプランが見つかればいつでも申請出来る訳ではなく、一般的には予約後24時間以内の申請が条件になっています。そのため、予約後しばらくして見つけた安いプランではNGなんです。

“ひよこちゃん”
“ひよこちゃん”
え〜、1日しか猶予がないの・・・

実質、予約と同時に他に安いプランが無いか調べる必要があります。そんな暇な方はあまりいませんよね(笑)

そもそもお値打ちなプランは、直前割りみたく空室を埋める為に出る場合が多いですよね。

以上の事から、ベストレート保証を適用させるには、相当なハードルと手間がかかる事がおわかり頂けたと思います。

まとめ

ベストレート保証についてまとめてみました。

ご紹介したとおり1円でも安ければ何でも申請出来る訳では無く、ホテル側もあの手この手の条件を付けてなかなか簡単には値引きをしてくれません(笑)

調べるのが面倒くさかったり、もっと安いプランが後になって見つかったりと、ハードルは少々高めですが、予約した時ダメ元で確認してみるのがオススメです。

実際のベストレート保証の具体的なやり方や活用術【裏技】はこちらの記事をどうぞ

HOTEL-ROOM
ホテルのベストレート保証は本当安くなる?その活用術をご紹介こんにちは。 前回はホテルのベストレート保証について、どういった仕組みか?またどんな時に適用できるかなどについてご紹介しました。 h...

今回も、最後までお読み頂きありがとうございます(^o^)丿

スポンサードリンク



COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です