海外旅行にはクレジットカードが必須です。
でも、いざ作ろうとした場合に、どんなクレジットカードを選ぶのがベストか、あなたは今迷っていませんか?
海外旅行はこのカードさえ1枚あればOK!ってものがあればベストですが、マイルを貯めたり、ポイント目的だったりと理想のクレジットカードは目的別に人それぞれです。
なので、この記事では、今あなたが選ぶべき「無料で海外旅行に強いクレジットカード」に的を絞って、どんなクレカを用意すべきかご紹介します。
結論から言うと
「無料のカードを複数枚作るのがベスト」です。
そして、この記事でオススメする3枚全部とも持つのが理想的です。
その理由についてお話してゆきます。
Contents
海外旅行でクレジットカードを持つメリット
あなたはクレジットカードを、単なる支払いのツールとだけ考えてはいませんか?
もちろん現金の盗難や紛失のリスクを回避する事や、支払時のスムーズさが大きな利点です。でも、それ以外に海外旅行中にクレジットカードを持つことで、こんなメリットも得られます。
- カード付帯の保険が無料で付いてくる
- 旅行先で日本語対応のサポートが受けられる
- 現地通貨のキャッシングでお得に両替が出来る
- クレジットカードが支払い能力の証明に
カード付帯の保険が無料で付いてくる
海外に出かける時には、病気や事故に備えて海外旅行保険へ入ることが必須です。
加入するには次のふたつの方法があります。
- 保険会社の海外旅行保険
- クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険
補償の手厚い「保険会社の海外旅行保険」に入れるに越したことは無いのですが、個人旅行など少しでも費用を安くしたいあなたにとって、保険料不要のクレジットカード付帯保険はとても魅力的です。
クレジットカード付帯の保険で注意すべき点は、持っているだけで有効な「自動付帯」と、旅行費用の一部を払う事で有効になる「利用付帯」の2パターンがある事です。
一般的にはゴールドカードなど年会費が上がればあがるほど、自動付帯になる場合が多く、補償される保険金も高額となります。ただ、年会費無料でもゴールドカード並の補償が付くクレジットカードもあるので、上手く選んでゆくのが良いでしょう。
旅行先で日本語対応のサポートが受けられる
海外旅行中に不慮の病気や事故が起きた時、言葉の不安がつきまといますよね。
クレジットカードの中では、会員向けに無料で日本語対応のサービスを行うものがあります。病院や救急車の手配、パスポートの紛失や盗難時の手続きなど、24時間体制のサポートを受けることが可能です。
現地通貨のキャッシングでお得に両替が出来る
両替って面倒くさいですよね。
クレジットカードの機能の中に、海外ATMから直接現金を引き出せるキャシングを利用できるものがあります。
キャッシングと聞くとなんだか怖いイメージですが、通常の支払いサイクルであれば、利子を支払っても現金から両替するよりお値打ちなレートの場合がほとんどです。
必要な分を必要な時に現地通貨が手に入るので、大変便利な機能です。
クレジットカードが支払い能力の証明に
日本で何かをする際にクレジットカードの提示を求められる事はありませんが、海外ではクレジットカードでの支払いが主流の国も多く、支払い能力の証明として提示を求められる事があります。
特に有名なのがホテルのデポジット。
チェックイン時にクレジットカードの控えを取ることで、チェックアウト後の請求漏れや損害賠償の担保にしています。(なにも無ければ引き落としはありません)
このように、海外旅行では支払い以外にもクレジットカードを持っているだけで、数多くのメリットを得ることが出来る事がお解り頂けたと思います。
そして冒頭にも書いた通り当ブログでは「出来れば1枚ではなく複数枚もってゆく事をお勧め」しています。
なぜ海外旅行にはカードを複数持つべきなの?
では、なぜ1枚ではなく複数枚を持つべきなのでしょうか?
その理由とメリットがこちら
- 海外旅行保険の合算で手厚い補償が得られる
- 複数の国際ブランドが持てる
- 盗難や紛失時の予備となる
- 限度額に余裕が生まれる
海外旅行保険の合算で手厚い補償が得られる
海外旅行保険の補償額って、一部の項目を除き、有効な複数の保険を合算出来る事をご存知ですか?
つまり、保険が自動付帯されるクレジットが複数枚持っていた場合、それぞれの補償の合計金額の保険が有効になるって事です。
これを活用すれば、年会費無料のクレジットカードでも、ゴールドカード並の手厚い補償を受けることが可能になりますよね。
複数の国際ブランドが持てる
クレジットカードには1枚ごとに国際ブランドが紐付けられます。
- VISA:取引件数が世界一、世界中ほとんど使える
- Mastercard:VISAと双璧、主にヨーロッパ方面に強い
- JCB:日本人向けサービスが充実、ハワイや韓国など日本人が行く観光地に強い
- アメックス:高ステータス、使える国の数や店舗がやや少なめ
- ダイナース:高ステータス、アメックスより使える国・店舗少ない
- 中国銀聯:中国滞在では必須(中国では他ブランドはまともに使えない)
各ブランドごとに特徴があり、使える国やお店にそれぞれ違いがあります。
例えばVISAの1枚だけ持っていたとして、その店で使えなければクレジットカードでの支払いが出来なくなるリスクがあります。それを避けるため、複数ブランドを持っていることが理想です。
盗難や紛失時の予備になる
海外では盗難や紛失の不安がつき纏いますよね。しっかり管理しているつもりでも、ATM利用時に吸い込みされてしまうなど、日本では考えられないトラブルも起こります。
そんな時に複数枚持っていれば、残りの日程でもクレジットカードを使うことが出来ます。
限度額に余裕が生まれる
クレジットカードには「ここまでなら使えますよ」という利用限度額があります。
- 一般カード:10〜50万
- ゴールドカード:100〜500万
カード1枚ごとに限度額が決まって入るため、複数枚あればそれだけ上限が増えます。病気や飛行機の欠航などの急なトラブルでホテルや移動費が発生することも考えると、少しでも余裕を持つことが、安心につながりますよね。
このように、海外旅行ではなるべく複数枚のカードを持つのが大切な理由がお解り頂けたと思います。
ではそんなクレジットカード中でも、当ブログで「海外旅行に強く無料でオススメの3枚」をご紹介してゆきます。
海外旅行にピッタリの無料クレカ3選
当サイトでおすすめの「年会費無料で海外旅行に強いカード3枚」はこちらです。
その① 海外旅行の強い味方エポスカード
- 年会費:永久無料
- 国際ブランド:VISA
- 海外旅行保険:自動付帯
- ポイント還元率:0,5%〜1.25%
エポスカードはマルイ(0101)で有名な丸井グループのクレジットカード。年会費無料で即日発行も可能な手軽さながら、海外旅行保険の自動付帯、緊急医アシスタンスサービス、カード盗難保険など、持っているだけで海外旅行に数多くのメリットがある1枚です。
▼今なら2000円のポイント付き▼
その② 高いポイント還元率が魅力のREXカード
- 年会費:永久無料
- 国際ブランド:VISA、Master
- 海外旅行保険:自動付帯
- ポイント還元率:1.25%〜1,75%
ジャックスカードが発行する年会費無料のクレジットカード。最大の特徴は国内最高水準と言われるポイント還元率で、通常の利用で1,25%と有料カードをも超えるレベルです。
また、貯まったポイントは、決済費用に利用出来るので無駄なく使うことが可能。
そしてエポスカード同様に海外旅行保険が自動付帯、しかも無料カードでは最高水準の補償内容で、海外だけではなく国内旅行にも対応している優れものです。
その③ メインカードでも大活躍の楽天カード
- 年会費:永久無料
- 国際ブランド:VISA、Master、JCB、アメックス
- 海外旅行保険:利用付帯
- ポイント還元率:1.0%〜3,0%
もはや説明は不要の楽天カード、日本人の2人に1人が持っているそうです。
「楽天経済圏」と呼ばれる独自のサービス圏の利用で、圧倒的にポイントが貯まる事から、旅行以外でも日常のメインカードとして、すでにお持ちの方も多いのではないでしょうか。
海外旅行保険は利用付帯ですが、出国前に一部利用するちょっとしたコツで保険が付いてきます。また、無料カードには珍しく国際ブランドが4種類から選べる事も嬉しいですね。
3枚のクレジットカードの比較はこちらの通り
カード | エポスカード | REXカード | 楽天カード(一般) |
---|---|---|---|
年会費 | 永久無料 | 永久無料 | 永久無料 |
ブランド | VISA | VISA,Master | VISA,Master,JCB,Amex |
海外旅行保険 | 自動付帯 | 自動付帯 | 利用付帯 |
還元率 | 0.5% | 1.25%〜1.75% | 1,0%〜3.0% |
ホームページ | EPOSカード | REXカード | 楽天カード |
続いて、海外旅行でこの3枚を全部組み合わせで持つメリットをお話します。
なぜこの3枚の組み合わせがオススメなのか
先にも書いた通り、海外旅行ではクレジットカードを複数枚を持つ事で、様々なメリットがあり、当ブログでもその事を強くオススメしています。
では、なぜこの3枚の組み合わせが最強なのか?
理由はふたつ
- 国際ブランドが年会費無料で3種類揃う
- 海外旅行保険が3枚の組み合わせで万全になる
国際ブランドが3種類そろう
海外旅行に出かけるなら、必須のVISAにプラス違うブランドを揃えておくべきです。
そこでオススメするのが
VISA+Master+JCBの三枚持ち
これで、世界中ほぼどこの国を旅しても、カード利用で困ることはありません。
また、日本産ブランドのJCBを1枚持っておくこともポイントです。日本人へのサービスが充実していて、例えば海外の主要都市にあるJCBプラザでは、盗難や病気以外にも、何か困った事があった時に日本語での対応・相談を受ける事ができます。
そして、オススメした3枚を持つ事で、3種類の国際ブランドが、すべて無料で手にすることが可能です。
クレジットカードの付帯保険は重複して補償される
海外旅行保険では死亡・後遺障害以外の補償については、それぞれの保険から重複して支払われます。
例えばオススメ3枚のすべての補償額を合計するとこんな感じです。
エポス | レックス | 楽天 | 最高補償額 | |
---|---|---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 500万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 600万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 200万円 | 200万円 | 670万円 |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 | 6,000万円 |
救援者費用 | 100万円 | 200万円 | 200万円 | 500万円 |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円 | 20万円 | 20万円 | 60万円 |
保険会社 | 三井住友海上火災保険会社 |
ちなみに手厚い保険で有名なアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの補償額と比べても、十分見劣りしない金額なのがわかります。
アメックス・ゴールド | 3枚合計 | |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 600万円 |
疾病治療費用 | 200万円 | 670万円 |
賠償責任(免責なし) | 4,000万円 | 6,000万円 |
救援者費用 | 300万円 | 500万円 |
携行品損害(免責3,000円) | 50万円 | 60万円 |
これだけの補償があれば、海外での病気や事故にあった時でも十分安心な額と言えます。
さらに、いづれも保険会社が三井住友海上火災なので、手続きも一元化できるのがこの3枚持ちのメリットです。
海外でカードを使う注意点
最後にクレジットカードを海外で利用する際の注意点をご紹介します。
暗唱番号とサインは出発前に確認
クレジットカードには4桁の暗証番号(PIN)があります。ICチップの進んだ最近は、サインよりもPIN入力での決済が主流になっています。また、両替時のキャッシングでもPINが必要です。
普段から使っているカードであれば問題ないのですが、海外旅行用の予備カードなどは、出発前に確認しましょう。もし忘れてしまうとカードが使えなくなってしまいます。
また、カード裏面のサインも出発前に記入(漢字でOK)を済ませておきます。
支払いの際に金額をチェック(利用は現地通貨決済で)
日本と比べお店のミスで計算違いが起こる確率も多く、支払いの際は必ず金額の間違いが無いかチェックしましょう。
また、チップが勝手に加算されているケースもあるので注意が必要です。
あわせて、どの通貨での決済されているのかも確認しましょう。
基本的には何も言わなければ、現地通貨での決済になりますが、お店によっては日本円建てが可能な場合もあります。ただ、この場合はお店が決めた割高な為替レートとなる場合があるので、こちらも気をつけましょう。
不正使用がないか確認
帰国後には旅行期間中の利用明細をしっかりと確認しましょう。
見覚えのない請求やホテルのデポジットが引き落とされていた、なんで不正利用がまれにあります。そんな時はすぐにクレジットカード会社に連絡して、不正利用を報告しましょう。
不正利用が確認されれば、カード盗難保険と呼ばれる補償が適用されて、損害額はすべてカード会社が負担してくれます。
まとめ
海外旅行に強いオススメの無料クレジットカードをご紹介しました。
今回オススメした3枚は、限られた予算のなかで、少しでもお得でメリットがあるクレジットカードばかりです。
出発前にしっかりと準備して、安心・安全な旅行ツールの一つに加えてみてください。
それでは良い旅に、いってらっしゃい♪\(^o^)/