こんにちです。
香港国際空港でフェリーへ直接乗り継いで、マカオや中国に行く方法があります。香港で出国せずに、そのままマカオや中国へ向かう事が出来る便利なルートです。
今回は利用条件や実際の香港国際空港での手続きをご紹介させて頂きます。
香港からマカオ・中国へはフェリーが便利!?
香港国際空港には「スカイピア」と呼ばれるフェリーの港があり、そこから高速船でマカオや中国広東省の各地へゆく事が出来ます。
このフェリーを利用するメリットはこの2点。
「香港に入国せずにそのまま目的地まで乗り継ぎができる」
「荷物はそのまま目的地までスルーで運ばれる」
そう、まるで飛行機で乗り継ぎをするのと同じ動きが可能なんです。
同じ中国でも一国二制度である香港から、マカオや中国に入るには入国審査ある為、手続きに時間が掛るのですが、フェリー乗り継ぎを利用すれば、香港に入国しない為、大幅な時間短縮が可能になります。
フェリー乗り継ぎ利用の条件は?
とても便利なフェリー乗り継ぎですが、利用するには少しだけ条件があります。
1:フェリー乗り継ぎに対応している航空会社である事
飛行機に預ける荷物(受託手荷物)がある場合、荷物は香港国際空港では取り上げる事無く、そのまま目的地まで運ばますが、空港が定める指定の航空会社でしか積み替えをしてもらえません。(空港で自分で荷物を取り上げてフェリーに乗ることは出来ません)
ちなみに、機内に持込する手荷物しか無い場合は、航空会社に制限なく利用ができます。
2:乗り継ぎ時間が60分以上ある事
飛行機に預ける荷物がある場合、荷物の積み替えの為に、フェリーの出発の60分以上前にフェリー・チェックインをする事が条件です。(機内持込手荷物のみの場合は30分前まで)
3:同日の乗り継ぎである事
飛行機到着からフェリー出発までが、同じ日に行なう必要もあります。
例えば、前日夜に到着するフライトで空港に来て、そのまま一晩を過ごして朝一のフェリーに乗ることが出来ません。
香港空港からの航路は?
香港空港のスカイピアからは以下の各地へフェリーが出ています。場所によっては、便数が少ない路線もあるので、乗り継ぎには時間の余裕を持ったスケジュールを組みたいですね。
フェリー会社:CKS(時刻表)
→路線:深セン蛇口、深セン富東、東莞門、中山、珠海、広州蓮花山、広州南沙
フェリー会社:コタイジェット(時刻表)
→路線:マカオ・タイパ港
フェリー会社:ターボジェット(時刻表)
→路線:マカオ・マカオ半島港
空港到着から乗船までの流れ
それでは空港到着からフェリー乗船までの流れを見てゆきましょう。
1:到着からフェリーカウンターまで
飛行機を降りたら「内地/澳門快船」の表示看板を探して、第1ターミナルのL5到着フロアーにある「フェリー専用カウンター」に向かいます。
飛行機が到着したゲートによっては、APMと呼ばれるトラムトレインに乗る場合もあります。
フェリー専用カウンターは入国審査場の手前にあります。出国してしまうとフェリーは利用できなくなるので、絶対に入国審査には進まない様に気をつけましょう!
2:フェリーカウンターでの手続き方法
無事にフェリー専用カウンターに着いたら、出発方面ごとにフェリー会社カウンターが並んでいるので、チェックインをします。
窓口で「パスポート」と「香港までの搭乗券の半券」「荷物の半券(クレームタグ)」そして予約している「フェリーの予約票(予約番号がわかるもの)」を見せて手続きを行います。荷物の半券を見せる事で初めてフェリーに荷物を積み替える手続きが進むので、忘れない様にしましょう。ちなみに、代表者がまとめて乗船する人数分の手続きをする事も出来ます。
フェリーの予約が無い場合でも、こちらでチケットが購入出来ますが、満席の場合には乗れないので事前予約をお勧めします。
香港空港でフェリー待ち… pic.twitter.com/cuf4SGOrfC
— KEN(Taiwan) (@KsOfficeAsia) 2018年3月1日
3:スカイピアへ移動から乗船
チェックインが完了したら、APMと呼ばれるシャトルトレインに乗って、第1ターミナルから港のあるスカイピアへ移動します。
フェリーカウンターエリアには両替などもあり、出発まで時間があればぶらぶらと散策してもOKですが、あくまで到着フロアにある制限エリア内なので、レストランや免税店・空港ラウンジは利用出来ません・・・
スカイピアにも待合の椅子やコンビニなど、最低限の設備はありますが、一度移動してしまうと戻る事が出来ないので、用事はすべて済ませてからAPMに乗りましょう。
フェリーには10分程度前からが乗船が可能です。到着の港では、出発の際に預けた荷物が出てくるので忘れずに受け取りましょう。
まとめ
香港国際空港からマカオや中国へそのまま乗り継ぎが出来るフェリー移動。
入国審査をパスして移動出来る為、行程を組む際には是非活用したいものですね。
逆ルートで香港経由でそのまま帰国する事も可能です。
こちらの記事をご参考下さい。
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今回も最後までお読み頂きありがとうございます(^o^)丿