こんにちは。
愛煙家の皆さんにとって、海外旅行の楽しみのひとつに免税店でたばこのまとめ買いがありますよね。
でも、ちょっと待ってください。
実は一部の国では免税品の持ち込み範囲がめちゃくちゃ厳しい場所もあります。
今回ご紹介する香港もそんな国のひとつ。
知らなかったでは済まされないので、しっかりチェックしておきましょう。
香港に持ち込めるたばこは19本まで
日本の免税範囲が1カートン(今は暫定的に2カートン)なので、どこの国でも同じだと考えていませんか?
実はたばこに限らず、お酒や現金などの免税品の持ち込める上限は、国によってマチマチなんです。有名な所でシンガポールでは、たばこ1本から課税対象という厳しさです。
では、香港の免税範囲をどうなっているのでしょうか?確認してみましょう。
香港でのたばこに関する免税範囲を調べると・・・
たばこ19本/葉巻1本/総量25g(18歳以上)となっています。
免税範囲ということは、持ち込む事自体は出来ますが「20本目以降は税金がかかりますよ」ってことですね。
19本と言うとなんだか中途半端ですが「封を開けた1箱程度なら持ち込んでも許すよ」の意味だと思います。
では、免税枠を超えて持ち込むとどうなるのでしょう・・・
20本目以降は1本につき1.906HK$(≒27円)の課税
(たばこ1カートンを持ち込むと181本x27円=4,887円)
※税関で申告するレーン(赤色)に進んで申告と手続きが必要です。
日本で1箱買うと450円程度なので、免税店で1カートン買っても割高に・・・。これではまとめ買いの意味がありませんね。
そんな甘い考えの方は要注意です!見つかったら厳しい罰金刑が待っています。
本当にチェックがあるのか?
「スーツケースなどに入れておけば、わざわざ開けてまで調べないのでは?」なんて気持ちが湧いてきますよね。
確かに香港入国時の税関で、厳しく一人づつチェックする事はありませんが、たまに抜き打ちでのX線検査がおこなわれます。そこで自己申告しないで持ち込みが発覚した場合、別室に連れてゆかれ、罰金刑と没収の対象となってしまいます。
ちなみに罰金額については次の通り。
罰金刑の場合、税金の5倍(1本135円)となり、1箱だと2,700円、1カートンだと27,000円!!
日本人として恥ずかしくない行動をする為、ルールは必ず守りましょう(^^)
香港に持ち込む電子タバコはどうなるの?
これまでご紹介した免税範囲の説明はあくまで「紙タバコまたは葉巻」についてのみです。
電子タバコの場合別のルールが適用されます。香港にアイコスやブルームテックといったニコチン成分を含む電子タバコを持ち込む場合には医薬品扱いとなり、輸入規制があるため、注意が必要です。(ニコチン成分の含まない電子タバコの持ち込みは問題ありません)
そのあたりはこちら↓の記事に詳しく書いています。
乗り継ぎやフェリーでマカオや中国に入る場合は
香港到着後、そのまま乗り継ぎで別の国に移動する場合や、フェリーで直接マカオや中国本土に向かう場合の持ち込みはどうなるのでしょう。
この場合、香港には入国するわけでは無いので、香港の税関法が適用されずその先に入国する国のものが適用されます。
したがって、たばこの19本縛りは気にしなくても大丈夫です(^^)
香港のたばこ持ち込みについてのまとめ
香港入国時のたばこについての免税範囲は19本まで、それ以上が課税対象です。
愛煙家の方にとって、滞在中1箱だけでも足りないかもしれませんが、無理に持ち込んで課税となるぐらいなら現地での調達をお勧めします。
また、お土産で頼まれてたからと言って安易に持ち込んでしまうと、こちらも罰金になりかねないので注意しましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。