北京首都空港の乗り継ぎ方法についてまとめてみました。
アジア最大級と呼ばれる巨大空港であり、利用者からは【わかりにくい】・【時間が掛かる】といったコメントの多い場所です。
今回は想定出来るパターン別にそれぞれ詳しくご紹介してみたいと思います。
Contents
北京首都空港の全体図
まずは空港の全体図をおさらいしましょう。
北京首都国際空港は3つのターミナルからなり利用する航空会社によって分かれています。
T1,T2とT3は真ん中の滑走路を挟んで反対側にあり、ターミナル間の移動には空港の周りをぐるっと廻る必要があります。またT3は3つの建物が連なり横幅は3,25キロもある世界最大の空港ターミナルビルとしても有名です。
それぞれのターミナルをざっくりと分けるとこちら。
ターミナル1(T1) | 海南航空グループの国内線 |
ターミナル2(T2) | 中国東方航空、中国南方航空およびスカイチーム加盟各社 |
ターミナル3(T3) | 中国国際航空およびスターアライアンス、ワンワールド加盟各社 |
(参考)詳しくはこちらのサイト様をご参考ください。
2019年9月30日、北京に新しく「北京大興国際空港」が開港しました。これによりワンワールドとスカイチームの航空会社は新空港に移動、現在の北京国際空港はスターアライアンスが残る事となります。
ターミナル2の運用方法など変化があると思われますので、情報が入り次第更新してゆきたいと思います。
考えられる乗り継ぎパターンが多すぎる!?
乗り継ぎパターンを大きく分けると以下の通りですね。
- 国際線到着→国際線乗り継ぎ
- 国際線到着→国内線乗り継ぎ
- 国内線到着→国際線乗り継ぎ
- 国内線到着→国内線乗り継ぎ
これに各ターミナル間の移動が絡むのでパターンは膨大です・・・。
我々外国人はT1を利用する機会はほとんど無く、発着や乗り継ぎは北京をハブとしている中国国際航空(CA)や日系の航空会社が到着するT3の利用がメインとなるはずです。
そこで今回はT3間での移動をメインにT1、T2への乗り継ぎ方法を補足的にご紹介します。
北京首都空港のターミナル3(T3)は以下のように3つの建物(ホール)からなり、それぞれを自動運転のトラム列車で結んでいます。乗り継ぎにはそれぞれの位置と役割をざっくり把握しておく必要があります。
- T3E:国際線の出発・到着ホール
- T3D:国内線の発着ホール
- T3C:国内線の発着およびすべての便のターンテーブル、出発カウンター
つまり、国際線の全便はT3Eを利用、荷物の受け取りやチェックインはすべての場合でT3Cを利用することになり、ターミナル間のトラム利用が発生する訳ですね。
それではパターン別に詳しく見てゆきましょう。
国際線到着(T3)→国際線乗り継ぎ(T3)
国際線到着後に中国には入国せず、そのまま第3国へのフライトに乗り継ぐ場合です。
このパターンでの乗り継ぎポイントはこの2つ
- 専用の乗り継ぎレーンを間違えない様に!
- 保安検査の通過にめっちゃ時間がかかる(2時間は余裕を!)
こちらについては、以下の記事に詳しくまとめてさせて頂きました。https://kojikoji.biz/archives/3231
ちなみに第三国から北京経由で日本に帰る場合も同様の乗り継ぎ方法ですよ。
国際線到着(T3)→国内線乗り継ぎ(T3)
国際線到着後にそのまま国内線にて中国各地へのフライトに乗り継ぐ場合です。
このパターンのポイントは以下の2点
- 中国の入国は北京空港で行う
- 荷物は1回取り上げ(ピックアップ)が必要な場合のある
国際線同様に以下の記事に詳しくまとめさせて頂いてます。
ちなみに逆に国内線から国際線への乗り継ぎ方法は少し流れが違うのでご注意を。
国内線到着(T3)→国際線乗り継ぎ(T3)
国内線で北京に到着後、そのまま乗り継ぎで日本に帰る場合場合などです。
このパターンでのポイントは以下の2つ
- 中国の出国審査は北京空港で行う
- 出発空港で預けた荷物はそのまま到着地(日本)まで運ばれる
往路との一番の違いは荷物の受け取りが不要なところです。
そのあたりの詳細を以下の記事で詳しくまとめさせて頂きました。
チケットは出発空港で目的地までの2区間発券されている事が前提です。
各ターミナル間の移動方法
ここまでターミナル3(T3)でのそれぞれの乗り継ぎパターンをご紹介してきましたが、こちらの記事でターミナルを跨ぐ移動(T3→T2)が必要な場合についてどうなるのかご紹介します。
基本的にはT3で行う作業にバス(電車)移動が加わるだけですが、時間が大幅に掛かるので注意しましょう。
北京首都空港の乗り継ぎをまとめると
アジア最大級の空港と言うだけあり、国際線や国内線での乗り継ぎ利用が多い北京首都空港です。2019年には北京の南、現在の空港と約70キロ離れた場所に「北京大興国際空港」がオープンします。ますます乗り継ぎパターンが増えるとともに、変化してゆく事が予想されます。
最新の情報を確認しながら、事前にしっかりと調査する事で余裕を持った旅にしたいものですね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました(^^)