こんにちは、こうじです。
先日、春秋航空で上海に行ったプランはこちらです。
上海2泊3日で19,800円!?
飛行機代はもちろん、ホテル・食事・移動のバスとすべて込みでのこの値段。
けど、安いには必ず訳がありますよ。
今回は格安パッケージツアーのからくりを調べてみました。
格安パッケージツアーとは
旅行会社のHP等でデカデカと出ている「グアム29,800円!」といったヤツです。
なぜこんなに安いのか?
一言で言うと
「旅先でそれ以上のお金を使ってもらう為」です。
その為に安価で大量に集客して、現地のオプションや立ち寄り店からのバックマージンで利益を出しているのです。旅行会社のHPやCMで目立つ場所に宣伝されているのは、数多く集めなければ採算ベースに乗らない為と言えます。
旅行者のメリット・デメリット
まずはメリットから。
・安い金額で旅行に行ける
・現地ではガイドみっちり同行するので、不慣れな人には安心
・有名観光地は一通り行程に入っている
といったところでしょうか。
逆にデメリットは
・拘束時間が長く、自由時間が取れない
・行きたくもないお土産店や免税店につれてゆかれる
・団体行動を強いられる
といった問題点が上げられます。
また、一般的には格安ツアーは人気の無いフライトで設定される事が多いため、出発日と帰着日の時間が中途半端になる場合が多々あります。
安くする為のからくりとは?
安くなる理由は大きく言うと3つあります。
①航空座席の握りと訳ありフライト
パッケージツアーの座席は通常「格安航空券」を利用しています。
旅行会社は一定数以上の座席を販売する事で、航空会社から報奨金が貰える場合があります。例えば、ある路線を1ヶ月に100席販売する事で100万円貰えるといった具合です。99席では貰えないのであれば、金額を大きく下げてでも1席を埋めようとします。また初めから報奨金を当て込んだ金額でツアーを組む場合もあり、是が非でも集めようとする理由がここにあります。
また、早朝発や深夜着のフライトといった人気の無い便を安く仕入れて、格安パッケージ用に利用する場合も見受けられます。
②お土産店からのバックマージン
格安ツアーでは必ずお土産店に連れてゆかれます。
免税店や食料品店はもちろん、お茶屋さん、シルク店、枕屋さん、印鑑・掛け軸店までありとあらゆるジャンルに渡ります。
これはすべて、立ち寄ったお店からバックマージンが貰える為です。(不思議な事ですが売上に比例ではなく、立ち寄った事・時間さえ満たせばOK)
最近はあまり聞かなくなりましたが、お店の中に閉じ込められて外からカギをかけられる、なんてこともあるようです。
せめて売ってる商品が良いものであればイイのですが、金額的に町中のお店より高く、地元の人は買わない様なツアー客向けの物ばかりなので、印象はあまり良くありません。押し売り気味に来られてしまうのが苦手な人も多いです。
③オプショナル販売
現地に着いてからは、マッサージやショーなどの観劇、ナイトクルーズ等々、様々なオプショナルツアーの斡旋を受けます。結果的にツアー代金よりも高い金額を気がつくと払っている場合もしばしば・・・
当然、参加の有無は個人の判断なのですが、ガイドさんの半ば強引ともいえる勧誘を断る事がなかなか出来ないのも実情です。
まとめ
見た目の安さに惹かれて参加したは良いが、結果的には割高になってしまう可能性がある格安パッケージツアー。
ただ「安いにはわけがある」を理解した上で納得して、現地で少々の不自由さや不満を飲み込んで参加する心構えさえあれば、割り切って楽しくすごせるのではないでしょうか?