こんにちは。
夏休みといえばお祭りや花火をはじめ、いろいろなイベントが目白押しで旅行に出かけたくなりますよね。
七夕まつりもそんな夏の恒例行事のひとつ。
今回は以外と知られていない「日本三大七夕まつり」をご紹介したいと思います。
そもそも七夕まつりとは
七夕といえば「織姫と彦星が年に1度天の川を渡って出会う日」で「笹の葉に願いを書いた短冊を吊るすと願いが叶う」なんて言われています。
元々は中国の伝説が由来で、織姫(=琴座のベガ)は縫製の仕事を、彦星(=鷲座のアルタイル)は農業を司る星として崇められていました。そこから、織姫にあやかり「機織りが上達する=習い事が上手になる」、彦星にあやかり「豊作になる」ことから願掛けが始まり、祭事として広まってゆきました。
日本で現在のようなお祭りの形になったのは江戸時代。旧暦の7月7日にお盆を迎える準備と共に、秋の豊作を願う禊の行事として各地に定着してゆきました。
旧暦の7月7日は、現在の新暦で8月17日(2018年)となる為、各地で行なわれている「七夕まつり」が7月だけではなく8月に行なわれる理由です。
規模の大小はありますが、各地で行なわれる「七夕まつり」。その中でも日本三大七夕まつりと呼ばれるお祭りが「仙台・平塚・安城(もしくは一宮?)」の七夕まつりです。
それぞれ詳しく見てゆきましょう。
仙台七夕まつり
日程と場所は?
青森ねぶた祭り、秋田竿燈祭りとならぶ東北三大祭りのひとつでもある仙台七夕まつり
曜日に関係なく毎年8月6日〜8日に開催されます。(2018年は月〜水曜日に実施)
会場は仙台駅中心部の商店街を初めとした仙台市内全域で、毎年200万人を超える観光客が詰めかける日本最大級の七夕祭りです。
祭りの特徴と見どころは?
仙台七夕まつりは江戸時代に伊達政宗が初めたと言われ、400年以上の歴史があるお祭りです。近年では戦後の復興の象徴として、年を追うごとに豪華になってきたそうです。
お祭り最大の特徴は「豪華な笹飾り」。10メートルを超える巨大な竹に飾り付けられた豪華絢爛な和紙細工の飾り付けは、その数3000本を超え商店街のアーケードにアーチを描く姿は壮大です。
また、前夜祭として8月5日に行なわれる「仙台七夕花火祭」では、16,000発の打ち上げ花火と夜空に広がる天の川との共演が楽しめます。
湘南ひらつか七夕まつり
日程と場所は?
「湘南ひらつか七夕まつり」は神奈川県平塚市で行なわれる七夕祭りで、毎年7月7日近くの週末の金〜日曜にに開催されます。(2018年は7月6日〜8日)
※その為7月7日がお祭りの日に重ならない場合もあるのでご注意ください。
会場はJR平塚駅北口商店街を中心に市内全域で、期間中の3日間で延べ170万人前後の来場者で賑わいます。過去には300万人も超えた事あるほどで、日本一賑わいう七夕まつりとも言われています。
祭りの特徴と見どころは?
生い立ちは戦後復興のひとつとして、仙台の七夕まつりを参考にスタートしました。今では本家の仙台にも引けをとらない規模となり、日本三大七夕祭りに数えられるほどに。
最大の特徴は「電飾を飾った竹飾り」。仙台が和紙を使った装飾なのに対して、平塚はソフトビニール製で作られていて、雨風にも強く電飾を施す事も可能。夜のライトアップした飾りは昼とは違う風流さを楽しむ事ができます。
安城七夕まつり
日程と場所は?
日本三大七夕まつりの最後は、愛知県安城市で行なわれる「安城七夕まつり」。開催日は毎年8月の第1金〜日曜日の3日間。(2018年は8月3日〜5日に開催)
JR新安城駅周辺の市街地を中心に市街地全域が会場となり、開催中に約100万人が来場するそうです。
祭りの特徴と見どころは?
他の七夕まつり同様に地域の活性化を目的にスタートしたイベントですが、安城七夕まつりはより「市民参加型」の色合いが強いのが特徴です。
一番の見どころは「日本一長い竹飾りのストリート」で、掛けられた短冊数がギネス認定された事もあるそうです。現在は「願いごと、日本一。」をキーワードに、イベントも規模よりも「ねがいごと風船」や「願い事キャンドル」など願掛けをテーマにしたものを中心に、まつりを盛り上げています。
まとめ
一年に一度、織姫と彦星が出会うロマンティックな日の七夕。どうせなら、賑やかなお祭りの場で大勢の人たちと楽しみたいですよね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます(^o^)丿